2015年02月06日

即使陽光不燦爛



夜幕籠罩著整個城市,悄無聲息地釋放著冰冷的空氣。路上除了車輛在穿梭,人們是不願意出來活動的。城市的喧囂似乎也被這冷空氣給凍結了,冷冷清清地,偶爾從遠處傳來幾聲狗吠。那站在街道旁的路燈也好像冬眠了一般,無精打采的發著昏昏欲睡的光。

我靜靜地望著這個平日裏車水馬龍的城市,才發現她還有這麼安靜的一面,安靜得讓人浮躁的心又沉澱了下來。這時候的她,像一個正在熟睡的嬰兒,平靜而又均勻地呼吸著,發出微微的呼聲。

寒風拂過我的臉頰,我微微打了個冷顫,腦海裏又浮現出你的身影。

“相見時難別亦難”,每一次和你分開,每一次你都不能釋懷,望著你不舍的眼神,拉著我不肯鬆開的雙手,我想說什麼來著,又怕有無語凝咽的難堪,會讓你更加傷感,就若無其事的說了聲拜拜。汽車開動了,你卻不肯離去,目送著我離開,直到消失在你的視線裏。

時光總是愛開玩笑,我們在一起的時間總是那麼短暫,短暫的恍若一場夢,一場醒來了你就不在的夢。夢醒後,時光卻賴在牆頭不肯走。縱然相聚短暫別離長,我也感到很滿足,因為有你,有這麼一個即使不在我身邊心卻和我緊緊相依的你,孤單卻不孤獨。心若找到可以棲息的地方,靈魂便是自由的,不再被形體所禁錮。就像是有了一種信仰,一種可以超凡脫俗,讓自己不在被形體所約束的信仰。

對於每一天的生活,我都充滿期待。即使陽光不燦爛,我卻感覺很溫暖;即使工作忙亂,我也不反感。生活簡簡單單,日子平平淡淡,一切是那麼的微不足道,一切又是那麼的妙不可言。

可是聽到你身體不適的那一刻,我的世界頓時就亂了陣腳,仿佛地球失去了太陽一般,忘了要怎麼轉,靈魂被抽離了,世界也都變得暗淡。終日惶惶不安,像游離在空氣中的塵埃,找不到歸屬感。

風再一次吹過,迷離了我的雙眼,我望著遠方,望著那個有你的方向,默默地祈求著你儘快安好。才發現我想要的很簡單,平平淡淡,唯望卿安。  


Posted by sjicelasgg at 19:02Comments(0)周向榮

2014年12月23日

背篭を背負って駆

亥之吉と卯之吉は、東海道宮宿から脇街道である美濃路に進路をとり、木曽街道の垂井の宿を経て鵜沼宿に着いた。
「ここから山に向けて一里程歩いたところの集落に、あっしのおふくろと妹が住んでおりやす」
「ふーん、えらい山の中だすなァ」
「そうです、親父が亡周向榮くなった後、無事に居てくれるといいのですが…」
「誰が知らせてくれたのだす?」
「集落の若い衆が百姓を嫌い、あっしを頼って大江戸一家に草鞋を脱ぎやした」
「その人が出てくるときには、母子は達者やったのだすな?」
「それが、業突く張りな集落の村役人に、あっしの親父が借金をしていたとかで、酷い取立てに遭っていたそうです」
「それは心配だす、早く行ってやりましょう」

卯之吉の実家に戻ってみると、母親が独りで煎餅布団に包まって寝ていた。食べるものは食べているらしく痩せ衰えてはいたが、卯之吉に気付いたようであった。
「お宇佐はどうした?妹のお宇佐は…」
話す前に、おふくろの目からぽろりと涙が零れた。亥之吉には、悲しくも悔しい涙のように思えた。
「食べる物は、誰かがDr Max持ってきてくれるのか?」
母親は黙って頷いた。近くに住んでいる者が、毎日持ってきてくれるようであったが、それを最近村役人に知られ、咎めをうけたそうである。村役人は、この母親の死を待っているように思える。

家中を探してみたが、食べ物はなにも無く、近くの人が食べ物を運んでくれなくなると、母親は餓死せざるを得ない状況で、ここ二・三日は何も食べていない様子であった。
「事情を訊くのは後回しや、とにかく暖かい粥でも作って食べさせよう、卯之吉、この近くに食べ物を売る店はあるのか?」
「一里戻って、鵜沼の宿場町に出れば何かあります」
「一里か、時間がかかるなァ、近くの民家を回って何か分けてもらおう」
「あっしが行って来やす」
「いや、やくざ姿で行ったら警戒しよる、わいが行って来る、卯之吉は火を焚いて支度をしていてくれ」
亥之吉は傍らにあった竹の背篭を背負って駆け出して行った。

しばらくしてお湯が沸いた頃、亥之吉は戻って来た。
「わいらの食べるもんも、分けて貰っ周向榮てきたで、早う粥を炊いて食べさせよう」
亥之吉も甲斐甲斐しく働いて、卵粥を卯之吉の母親に食べさせてやった。  


Posted by sjicelasgg at 16:45Comments(0)周向榮